今まで、自分の欠点だと思っていたこと、人生の汚点だと思っていたこと、人に知られたくない、と思い内緒にしていたこと・・・誰にでもあるのではないでしょうか？
ある、クライアントさんは高校受験に失敗したことに蓋をしてきた。普段、そのことで落ち込むことはないが、人に知られないようにしてきたという。そして、受験に失敗したことを自分の意識から除外して考えないようにしてきて忘れてきた。だから、普段は楽しく明るく過ごすことができていた。
でも、これは受験の失敗から卒業したといえるのだろうか？受験に失敗したことは過去の事、だから、入学試験に落ちたことは、もう考えなくていい、と本人はしているが、これでいいのだろうか。もちろん、こう状態でOKの人もいる。でも、臭いものに蓋をしただけなら・・・ちゃんと昇華するまで、自分と向き合うことをお勧めする。
そのまま、先に進んでももちろんいい。でも、悲しかった、悔しかった自分を放っておいて、先に進んだところで、それは本当の前進と言えるのでしょうか？
たくさんの同級生が志望校に進学する中で、自分は不本意の高校に進学する。この現実を受け入れてから、先にすすむのではないでしょうか。悔しかった、悲しかった、辛かった・・・この自分の思いをしっかり認めて、自分で自分を癒してあげることが必要である。それから、この経験にはどんな意味があるのか、考えるといい。
辛かった経験、人に知られたくない経験、これを嫌なこと、マイナスなことではなく、強みに変える。これこそ、成長といえるに違いない。
人は、そのことが必要であったから、経験したのだ。人生の青写真に書いてきて、この体験を通して学ぶものがあり、その先に大きな成長がある。
とても、辛い経験をした人・・・その経験はあなたに必要な経験であったのです。あなたの成長のために・・・。けれど、インパクトのある経験ほど、成長のチャンスと言えるのです。むしろ、その経験をしたからこそ、あなたは成長できるのです。
辛い経験をして、その先に進めないでいる人。
被害者意識から抜け出せないでいる人。
自分らしい生き生きとした人生を歩んでいきたい人。
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