自分を許す。

スピリチュアル

詐欺師に騙されたクライアントさんがいました。その人は、詐欺師と一緒に仕事をしていました。相手が詐欺師だとは知らずに、仕事を協力してやっていた。どうして、詐欺師だとわかったかと言うと、周りの人が教えてくれたという。自分では気づくことはなかったが、関わっていた周りの人が教えてくれたという。そして、多数の騙された人がいることが分かったとき、詐欺師から離れ、仕事から手を引いた。

こんなとき、詐欺師を恨んでいると、幸せになれない。誰でもなかなか詐欺師を許す気にはなれないだろう。しかし、この方は 騙した詐欺師に対して怒っているというよりも、詐欺師を見抜けなかった自分を情けなく思っていた。自分のことをなかなか許せないでいた。

人はなんでも完璧であろうとする。この場合は、詐欺師を見抜き、自分はだまされないでいる、ということ。プロの詐欺師ならば、ターゲットにされたら、騙されないでいられることはないだろう。なのに、自分を情けないと思うばかりで、その先に進まないでいた。

人は、どのように考えたら、生きていきやすくなるのか、と言う観点で判断するといい。これからの人生、詐欺師に騙された情けない奴、と思って生きてゆくよりも、インテリな詐欺師だったから騙されても仕方がない、と思うことからはじめよう。騙されたことから、学んだことはある。これは、その人の人生にとって、必要なことだったのだ。騙された経験を糧にして成長する、という人生の青写真を自分で書いてきたのだ。そして、自分を許してあげよう。自分で自分を許し、自分を大切に思う気持ちが育っていくと、生きていきやすくなっていく。

どうか、自分を許せないなんて立ち止まらないで、輝かしい人生を手にするために先に進む歩みを止めないでほしい。

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