ピンチの時に、知らない自分が顔を出す。

失敗

私のパソコンにウィルスが入った。これで、3回目だ。ウィルスバスターもしっかり作動していたのに、半年くらい前に私がネット上のどこかに触れてしまい、侵入されたのでしょうと、電気屋さんのサポートセンターの方に言われた。以前のときは、かなりあたふたして、夜も眠れなかった。今回は、はじめ慌てたが、自分にはどうせ治せないのだから…とすぐに電源を切って寝ることにした。次の日、朝一でヤマダ電機に駆け込み、ウィルス除去の依頼をした。これで一安心。

 そういえば、ニューヨークへ行ったとき、地下鉄に乗るのに何度も失敗をしたっけ!わかりにくくて、東京の地下鉄がいかに親切に作られているか思い知らされた。乗るべき地下鉄ではないものに乗ってしまったと気づき、修正するのにどうすればいいか、その都度考え修正できた時は嬉しかった。地下鉄を間違えるパターンはたくさんあるので、同じ間違いはしてないが、乗るたびに間違えた。今回のパソコンにウィルスが入ったときにどう対処するのがいいのか…いままでの間違いはしなかった。成長したなぁ・・・。

 人は、ミスを犯すと、つまり、ピンチになるとその人が持っている性格、能力がでるものだ。自分が「やってしまった―」と言うとき、すぐに助けを呼ぶ人もいる。なんとか自分で解決しようと四苦八苦する人もいる。自分の失敗なのに見て見ぬふりをする人もいるだろう。私の場合・・・同じミスを犯してしまったとき、以前のことを思い出し、どうすればいいのか考える。少しは進歩していると自分を慰めることにした。

 そういえば、私は自己嫌悪に落ちることはない。なぜだろう・・・?自分がかわいいからだろう。自己嫌悪に陥っても何も得しないと知っているからだろう。

と、同時に、自分に降りかかる災難や失敗は、神様からの『おためし』だと感じることが多い。「さあ、あなたはこんな時どうするの?」と問題を突きつけられているような気がする。

 そして、ピンチになったとき、今までにない自分を発見することもあり…面白い。

タイトルとURLをコピーしました