「うらやましい」という言葉

スペイン語

2年前、スペイン語の研修のため、京都に行った。そこには、私よりも早くスペイン語を始めた先輩たちがいて、スペイン語で翻訳の仕事をしているという。私は思わず「うらやましいですね」と言った。«うらやましい≫という感情があったからと、«うらやましい≫と言えば言われた相手を褒めることになるだろう、という気持ちでこの言葉を使った。

すると、この会話を聞いていた若い女性から「日本人はよく«うらやましい»と言うけど、この言葉は使わない方がいいと思う」と言われた。

調べてみると

うらやましい=羨むは「心(ウラ)病む」が一語化したものだという。

辞書には、

羨ましい…他の人が自分より恵まれているように見えて、自分もそうならいいのにという気持ち。とあった。

羨ましいという気持ちの中には、自分もそうありたい、という嫉妬の気持ちも含まれる。

このように深く考えてみると、「うらやましい」は使わない方がいいと納得した。

この大切なことを教えてくれたのは、実はコロンビア人だった。スペイン語の先生のひとり。

コロンビア人に日本語の深い意味を教えてもらった。

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