ピグマリオン効果とは、教育心理学の用語で、他者から期待されると成績が向上する現象をいいます。 アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールが提唱しました。
私は、大学時代この教育心理を習い、大変感動したので、ずっとおぼえている。
わたしが覚えている限りで説明すると、
アメリカの大学教授が、ある小学校へ行き児童全員にテストを行った。その中からランダムに何人か抽出し、担任の先生に「A君とFちゃんと Jさんと Y君は、今それぞれのテストの点数だけれども、本当はそんなものではなく、かなり優秀な能力を秘めています。」と告げ、数か月後またテストをさせてください、と話した。そして、注意事項として、『担任の先生は、今取り上げた子どもたちに何の働きかけ、声掛けをしないでください。』という事を付け加えた。数ヵ月後、大学教授がその小学校を訪問し、またテストを実施した。すると、他の児童に比べ、A,F,J,Yの点数の伸びがすごかったという。
ここからわかることは何か?
たとえ「きみは、本当はもっとすごい能力を持っているんだよ。」と担任から言われなくても、期待されているだけで、その影響を受けるという事だ。きっと、期待の波動が出ていて、子どもが無意識にその波動をキャッチしているのだろう。
これを、子育てに応用すると、、、、我々親は子供に対し、期待する気持ちを持った方が良い、という事になる。
反対に、「本当は、何もわかっていないんじゃないか?劣っているのではないか?」と疑いの気持ちを持って子育てをしていたら、どうなるだろう・・・?口で言わなくても、悪く思っていたら・・・。
あぁ、恐ろしい!この先は、もうお分かりだろう。